【りんご病】春から夏にかけて流行の兆し

【りんご病】春から夏にかけて流行の兆し

りんご病

こんにちは!
秘書猫みーでございます。

桜が満開を迎えて、これからは散り花びらを眺めるちょっぴり寂しい時期‥。

しかしそんな悠長なことを言っている暇はありません!

そうです、皆さんご存知の通り、今月末からスタートする歴史的な長さのGWが控えてますよね。

当然の事ながら行楽地は最大級の活況を迎えるかと想定されます。

しかしそこで怖いのが感染症に伴う病気のこと。

人口密度が高いところは色々と感染リスクが高まりますよね。

そして、厚生労働省が発表したとある感染症が2015年以来、流行の兆しを密かに迎えているんです。

 

その名も「りんご病

 

春から夏にかけて流行する感染症なんですが、今年は例年に比べて高い水準で感染者が増えているんだとか。

そこで、今回は、感染すると怖いりんご病についてお話できればと思います。

 

りんご病とは

こども(4~5歳)

まずはりんご病について簡単に解説させてください。

幼い子ども(4~5歳)を中心に発症しやすい感染症なんですが、具体的には「ヒトパルボウイルスB19」という病原体が引き起こす病気なんです。

主な症状としては、両頬が真っ赤なりんごのように赤くなることから「リンゴ病」と称されることが多いですよね。

しかし、最近ではこのような極端ではない例や症状が現れないケースもあり、様々なケースが報告されるようになりました。

 

りんご病の症状

りんご病の症状

りんご病の主な症状ですが、感染後10日以降に両頬に紅斑が出てきます。

続いて腕、脚部にも薄いレース様の紅斑がみられるようになり、場合によっては胸腹や背部にもこの発疹が現れることもあります。

また、発熱はあっても軽度。

このりんご病の大きな特徴として、発疹出現時期を迎えて伝染性紅斑と診断された時点では、ウイルス血症はほぼ終息に向かってます。

その段階では、既に他者への感染性はほぼ無いと言われております。

しかし厄介なのが、感染後約1週間で軽い感冒様症状を示す時期にウイルス血症を起こしており、ウイルスの体外への排泄量は最も多くなることなんです。

故に、二次感染の可能性が非常に高いと言われております。

 

特に妊婦の場合

妊婦

そして一番怖いのが、妊婦の方が感染すること。

万が一感染してしまった場合は、胎児水腫や流産のリスクがあります。

特に妊娠前半期はより危険性が高いといわれていますが、後半期にも胎児感染は生じるとの報告も‥。

他にも血小板減少症、顆粒球減少症、血球貪食症候群等の稀ですが重篤な合併症が知られています。

 

マスクやこまめな手洗いが必要

手洗いとうがい

りんご病の感染は飛沫感染もしくは接触感染が殆どです。

但し、まれにウイルス血症の時期に採取された血液製剤からの感染の報告があります。

基本的な予防策としては、マスクやこまめな手洗いを心がける事が必要です。

また万が一家庭内に感染者がいる場合は、接触する頻度を少なくしたり、食器の共有をなるべくしないような心がけが必要になります

 

まとめ

如何でしたでしょうか。

このりんご病は特徴的な症状(頬が赤くなる前)に至るまでの過程で感染力が非常に強くなる感染症です。

故に、感染を防ぐためには前述させて頂いた通り、マスクや手洗いなどを心がけて感染リスクを低くする心がけが必要です。

特にこれから迎えるGW。

普段よりも人口密集度が高い場所に行けば、なにかしらの症状を持った人と接触する可能性があります。

特にりんご病は流行の兆しを見せている状態なので、しっかりと予防策を取って最高の連休になることを心から願っております。

では、またお会いしましょう!

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