治験(臨床試験)とは?
治験ってなんだろう?
お薬の候補が医薬品として認められるために、お薬としての効果と安全性を調べる試験のことを「治験」といいます。治験ボランティアは、会社員・OL・自営業・主婦・学生・定年後の方など皆様のご参加で多くの人々が救われる、身近でとても社会貢献度の高いボランティアです。
どんな人が参加できるの?
参加される方の健康度によって対象となる治験のタイプが異なります。
健康な方から患者さんまでご参加いただけます。
健康な人 (病気がない人) |
新しいお薬・ジェネリック医薬品の安全性試験 (入院タイプ) |
---|---|
予備軍 (治療までは必要ない人) |
健康食品・サプリメントのモニター |
患者さん (治療が必要な人) |
新しいお薬の効果を確認する試験 (通院タイプ) |
治験参加の基本条件
参加条件は実は試験ごとに大変細かく設定されております。
電話問診時に参加をお断りするケースもありますのでご了承下さい。
尚、試験一般の基準として下記の方は参加出来ません。
- 過去に大きな手術歴のある方
- ここ一年で喘息の既往のある方
- 各種アレルギーのある方(喘息、アトピー、薬物食物アレルギー等)
- 大きなタトゥーのある方
- 先天的異常のある方
- 現在歯の治療を行っている方(痛みはないので未治療の場合も順位は低くなります)
- ヘルニアの方
- 偏頭痛のある方
- 普段お薬を使用している方
- 難聴の方
- 口元にピアスをしている方(飲み薬の吸収に影響あり)
- 歯の矯正を行っている方(飲み薬の吸収に影響あり)
- 東京・神奈川・千葉・埼玉・群馬(一部)・栃木(一部)・福岡・熊本・佐賀・山口・長崎以外の地域にお住いの方
※治験ボランティアは治験バイトではありません。ご理解をお願いいたします。
メリットとデメリット
- メリット
- ・新しい治療方法が受けられます。
- ・専門医師による診察とアドバイスが受けられます。
- ・定期的にご自身の健康状態をチェックできます。
- ・治験参加による負担を軽減する目的で、治験協力費(謝礼)が受け取れます。
- デメリット
- ・通院や検査のために時間の調整が必要になります。
- ・食事制限、運動制限等が必要になります。
- ・副作用の可能性を完全否定することはできませんが、万が一副作用が生じた場合は適切な治療と保証が受けられます。
- ・プラセボ(偽薬)の場合があります。
治験協力費(謝礼)
治験協力費は、あくまで医学ボランティアである皆さんを拘束している時間や守ってもらっている遵守事項、採血などによる身体的な負担を軽減する目的で支払われています。
<負担軽減費の算出概念(4日間の入院の場合)>
時給600~900円×24時間×4日=57600~86400円
これに加え採血回数、交通費などが加味されます。
メディカルベースメントへのボランティア登録、治験の参加は、強制ではありません。
また、登録、参加に際して、年会費や登録料が発生することもありません。
自由意志で参加できますので、ご安心下さい。
また、登録、参加に際して、年会費や登録料が発生することもありません。
自由意志で参加できますので、ご安心下さい。