【ボクシング漫遊記 2021 初夏の陣】 注目の選手とカード

【ボクシング漫遊記 2021 初夏の陣】 注目の選手とカード

ボクシング漫遊記 2021 初夏の陣

こんにちは、
秘書猫みーでございます!!

コロナ禍の影響により東京オリンピックの開催も危ぶまれる状況でしたが、各国の代表選手たちが続々と来日し始めた今日この頃。

実はその水面下でとある競技も”真夏の祭典”を迎えようとしているはご存知でしょうか?

そうです、私みーが愛してやまない格闘技”ボクシング”でございます!!

しかも海外で名を馳せるスーパースターから、我々日本が代表するボクサーまでボクシングファンには垂涎もののビックマッチが組まれているという状況です。

そんな訳で今回は、私みーがピックアップした注目の選手、カードをお送りさせて頂きたいと思います!!

フロイド・メイウェザーJr(米) vsローガン・ポール(米)

フロイド・メイウェザーJr vsローガン・ポール

【6/7】スペシャルエキシビジョンマッチ

既に試合が挙行されたエキシビジョンマッチ。しかしながら、この試合に関して言えば事前に想像を膨らませるだけ無駄だったと思わせるような凡戦となってしまった‥。

50戦無敗の5階級制覇王者、フロイド・メイウェザー。対するは世界的人気のYouTuberローガン・ポール。

戦前の予想はメイウェザーの一方的な試合展開が予想されたが、全ラウンドを通し、ほぼメイウェザーのペースで進行するも度重なる相手側のクリンチで試合が中断し、試合後は関係者の波紋を呼んだ。

結果はルールは[判定はなく勝敗はKO・主審によるレフェリーストップあり]だったため、勝敗なし。

この一戦での両者の報酬だが、メイウェザーは約55億円から110億円、一方のローガンは22億円だったそうだ。

私見だがここ最近はボクシングを総合格闘技のイベントに使ったり、引退したプロボクサーがキックの選手とエキシビジョンを行うケースが散見される。

このようなボクシング商法は如何なものか、と感じてしまうのは私だけだろうか。

近年はキックも総合も日本では人気低迷となっている。しかしボクシングはスターの誕生で隆盛を極め、ファイトマネーも高騰していると聞く。しかしながらその人気にあやかって安易にエキシビジョンをやるのはどうなのか‥。

真面目に頑張っているプロボクサーや格闘家の事を考えるとあまり良い気分ではないのが正直なところだ。

井上”モンスター”尚弥(大橋) vs マイケル・ダスマリナス(比)

井上”モンスター”尚弥 vs マイケル・ダスマリナス

【6/20】WBAスーパー&IBFバンタム級タイトルマッチ

我が国が誇る、日本ボクシング界の至宝、そして世界で最も権威のあるザ・リング誌が選ぶPFP2位の三階級制覇チャンピオンにして現WBAスーパー&IBF統一チャンピオンの”モンスター”井上尚弥の聖地ラスベガスでの防衛戦。

対するは現IBO世界バンタム級チャンピオンのマイケル・ダスマリナス。

実はこのダスマリナス、モンスターの弟である井上拓真のスパーリングパートナー、更には元WBC世界バンタム級チャンピオンで通算12度の防衛を誇る”ゴットレフト”山中慎介氏のスパーリングパートナーとして日本に何度も来日経験がある。

この試合の位置づけはIBFによる指名試合。そのため、4団体統一を達成するためには避けては通れない試合だった。ファンからは「相手のレベルが低い」という声もあがるが、逆にモンスターが衝撃を与えれば、今年の年末あたりにベルトをかけた3団体統一のタイトルマッチが現実味を帯びてくるはずだ。

しかし、わたくしみーは名チャンピオンが「まさか‥、こんなところで‥」という落日の日を数々目の当たりにしてきた。

モンスターに油断は無いと思うが、ダスマリナスの独特の角度から放たれる左フックだけは細心の注意を払ってもらいたい。

いずれにしてもこの試合にKOで勝って、その先の景色を我々ファンは心待ちにしている。

中谷正義(帝拳) vs ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)

ロマチェンコ

【6/27】ライト級12回戦

先のモンスター井上の試合を超える注目度を集めているのが、このマッチアップではなかろうか。

前PFP1位、オリンピック2大会連続金メダルにして史上最速での3階級制覇を達成し、ライト級前3団体統一チャンピオンの”精密機械”ワシル・ロマチェンコに我が国期待の侍が挑む。

その侍の名は中谷正義。

東洋太平洋ライト級のタイトルを11度防衛、その後、彼の名をボクシングファンに轟かせた現ライト級4団体統一チャンピオンのティオフィモ・ロペス(米国)戦。判定で善戦はしたものの、後にロマチェンコに勝ったロペスとの試合は中谷の評価を上げた。

しかし、彼のポリシーである「1回負けたら、引退」という信念のもと、一度は引退。

そんな中、現在、寝屋川石田ボクシングジムで会長を勤める元WBAウェルター級暫定チャンピオンの石田順裕氏の励ましにより引退を撤回した。

そして心機一転、日本が誇る名門「帝拳ボクシングジム」へ移籍。

世界的プロモーターであり会長の本田明彦氏のネットワークによりトップランクの期待のホープであるフェリックス・ベルデホとの試合が組まれ、年間最高試合の筆頭と言われるほどの大逆転劇で”NAKATANI”の名を轟かせた。

評価の高まった中谷に更に本田会長からビックサプライズが用意されたのが、このロマチェンコ戦である。

身長170cmのロマチェンコに対し、中谷は183cm。

計量が終われば中谷サイドはコンディションを戻すだろう。ライト級でやや階級の壁を感じる昨今のロマチェンコに体躯を生かしたフィジカルボクシングで泥仕合に持ち込むことが出来れば、もしかしたら日本ボクシング史上、最大のアップセットが起る可能性もある。

マニー・パッキャオ(比) vs エロール・スペンスJr(米)

マニー・パッキャオ vs エロール・スペンスJr

【8/21】WBC・IBF世界ウェルター級タイトルマッチ

アジアが誇る元6階級制覇チャンピオン、マニー・パッキャオ。

対するはPFP10位以内を常にキープするオールラウンダーであり、現WBC・IBF世界ウェルター級王者のエロール・スペンスjr。

実はこの両者、2019年からお互いにラブコールを送っており、ようやく2年の歳月を経てのマッチアップとなった。

全盛期であり、PFPキングの一角に数えられるテレンス・クロフォード(アメリカ)の牙城を崩せる可能性のあるボクサー、エロール・スペンスJrというボクサーに挑む、全盛期を明らかに過ぎた42歳のボクサー、マニー・パッキャオ。

正直、勝ち目は限りなく薄く100%、スペンスが勝つと言っても過言ではありません。

しかしながらバレラ、モラレス、モズリー、デラホーヤ、コットなど歴戦の猛者を蹴散らしたあのパフォーマンスが発揮出来たら、もしかすると‥、と淡い期待もしてしまうのは私だけだろうか。

いずれにしても、2021年を代表するマッチアップが決定したことは凄いことだと思う。

まとめ

注目の4試合、
如何でしたでしょうか。

ここから日本のボクシングファン注目のメガマッチが控えています。特にモンスター井上尚弥、中谷正義の試合は、今後の日本ボクシング界にとって大きく流れを変える可能性を秘めていると言っても過言ではありません。

しかとこの目に焼き付け、歴史の転換期を目撃したいと思います。

タイトルとURLをコピーしました