秋に発症しやすい「咳ぜんそく」
こんにちは!
秘書猫みーでございます。
プロ野球も間もなくペナントレースの全日程が終了するということで、間もなく本格的に秋が到来しそうですね。
しかし、秋が深まってくると気温が下がり何かと体調の変化が大きい時期‥。
そんな中、ここ最近「風邪ではないのに咳が止まらない‥」という症状に悩まされている方が多いと聞きます。
これってもしかすると「咳喘息」かもしれませんよ!
咳ぜんそくとは
ちなみに咳ぜんそくとは、2~3週間、ひどいときは3ヶ月以上にわたって慢性的に咳が続く気管支の病気のこと。
気管支喘息と比較すると、特有の症状でもある「ゼーゼー、ヒューヒュー」といった呼吸の症状は少なく、呼吸機能も正常という点です。
また、咳喘ぜんそくは喀痰、肺胞洗浄液、気管支粘膜の生検、組織中に好酸球が増加しており、ほぼ気管支喘息と同様の変化が起こっていると考えられています。
咳ぜんそくの原因
では咳ぜんそくの主な原因は何なのでしょうか?
多くは風邪など何かしらの感染症からこじらせてしまい発症するようなケースが殆ど。
その他にも、下記に記載したような事が原因で発作の引き金になると言われています。
- たばこの煙
- 気温や湿度の変化
- 会話
- 運動
- 飲酒
- ストレス
- ハウスダスト
また、季節の変わり目である春や秋など特定の季節に症状がひどくなる場合もあり、何かしらのアレルギーとの関与も指摘され、患者数は増加の一途を辿っている状態です。
咳ぜんそくの症状
この咳ぜんそく、発作が始まってしまうと厄介なんです。
主な症状として乾いた咳が長期間続き、夜間から明け方にひどくなることが多いのが特徴。
その他には運動時や、声を出すときなど様々な刺激に対して気道粘膜が過敏になって、炎症や咳の発作が起こりやすくなります。
症状が酷くなってくると睡眠を確保できなくなることさえあり日常生活にも影響を及ぼしかねません。
また、約3割の人が気管支喘息に移行するとも言われています。
咳ぜんそくの治療
この咳ぜんそくは気管支喘息と同じように気道の過敏な状態が続いていることから、通常の風邪薬や抗生物質、咳止めは殆ど効果がないといっても良いでしょう。
また医療機関にかかる患者さんの場合、かなり激しい咳が長い間続いているケースが多いので専門医の指示に従い、気管支喘息とほぼ同じ治療薬を使います。
吸入ステロイド薬・気管支拡張薬
吸入ステロイド薬や気管支拡張薬が効果を示し、気管支喘息へ移行する可能性を軽減できます。また、抗ロイコトリエン薬、時に抗ヒスタミン剤なども気管支を拡張するうえで有効とされています。
また、タバコを吸う方は禁煙が大原則。
患者さんあるいは同居の方に喫煙者がいらっしゃる場合は、禁煙が必要になります。
まとめ
咳喘息の治療期間はどれ位かについては、今のところ専門医の間でも統一した見解はありません。
これは咳喘息ではアレルギー性の気管支炎を起こしているため、この炎症が治まるのにある程度時間がかかるためです。
もし咳ぜんそくの疑いがあるなと感じたら専門の医療機関で各個人にあった治療薬や治療期間などのアドバイスを受けることをおススメします。